sideburnzzのブログ

転職支援会社勤務。細く長く浅く広く生きています。特技は壁にぶつかるともっときついことに挑戦しようと、トレイルランニングやウルトラマラソンの大会にエントリーすること。

温泉好きの温泉から温泉への旅〜SPATRAIL Shima to Kusatsu 72km

出場した中で辛かったけど楽しかったレースベスト10には入るSPA TRAILを紹介します。

(当時の過去SNS投稿を編集)

 

2016年第14戦はSPATRAIL Shima to Kusatsu 72km。前年のレースで苦しみ抜いて制限時間16分前ゴールした記憶はどこへやら、「思い出は美化される」効果で今年も挑戦。スタートの四万温泉もゴールの草津温泉もそれぞれ日本有数の名泉。別々に温泉旅行で訪れ、ゆっくりしたいところなのに、2つの温泉を14時間もかけてハシゴしようとするとは参加ランナーたちは無類の温泉好き達に違いない。

 

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序盤15km地点くらい、気合いと高揚感から下り基調のかなりの砂利道で珍しくぶっ飛ばしていたら大きめの石に思い切りつまずき、学生時代に教習所の筆記試験に2日連続で落ちて免許取得をあきらめかけたことや、中3の頃、近所でかつあげにあって怖い思いをしたけど財布に150円しか入ってなくて気まずい雰囲気になったことや、小学生時代に、体操着と給食袋と筆箱をことごとく忘れ茫然としたことなど、どうでもよいことが走馬灯のように頭を駆け巡り、大の字にヘッドスライディング。周りのランナーたちドン引き。

 

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両手両膝をすりむきまくったけど、不幸中の幸いで前のランナーが落としていったと思われる水のボトルを発見し、半泣きで消毒。小石が傷口にビッシリ…

 

20km地点くらい。いつの間にか謎の虫が右腿に止まっているのが目に入った途端、刺されて激痛。かつて、白馬トレイルの40Km地点くらいで頭頂部を蜂に刺されて(針が抜けないので)その場で頭髪を剃るか、諦めてそっとしておくか究極の選択を迫られた記憶が蘇る。

 

30kmを超えて、野反湖に到着!景色が最高。去年はこの時点で脚がガタガタだったし、寒かったけど今年はまだ走れる。迫っているはずの対岸のエイドから運営の方のマイクの声が聴こえてくるのに全然近づかないばかりかなぜか山奥深く遠ざかっていく工程。今年はだまされません。

 

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50kmくらいで試練の700段を超える急傾斜の登り階段と天まで届くように見えるハシゴ。全員無言で登る、荒い息づかいだけが聞こえる。去年はハシゴの途中でリタイア宣言しそうになりました。運賃払うからエスカー乗りたい…。

 

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53km地点くらい。スタッフの方がはるかかなたに豆腐のように見える草津国際スキー場を指差し、「もうゴールは見えてますよ!」と勇気付けてくれるがあと4時間半で辿り着けるか暗雲が立ちこめる。

 

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60km地点くらい。去年と同様、地元の小学生の子たちが味噌田楽と豆腐を食べさせてくれる。「去年も食べさせてもらったよ、ありがとう!」と爽やかに声をかけたつもりが、過度の消耗でろれつが回らず両手両膝傷だらけの姿に、ポカンとされる。

 

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63km地点。最終エイドを超えて序盤の転倒で打った右膝がやばくなる、今までもちこたえてくれて感謝。去年より8分くらいしか速くならなかったけど充実のレースでした。運営の方々、地元の皆様、ご一緒したラン仲間の皆さんありがとうございました!また来年も挑戦します。

 

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