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sideburnzzのブログ

転職支援会社勤務。細く長く浅く広く生きています。特技は壁にぶつかるともっときついことに挑戦しようと、トレイルランニングやウルトラマラソンの大会にエントリーすること。

採用基準-①リーダーシップの重要性

ビジネス リーダーシップ 組織 書籍

戦略コンサルティングファームマッキンゼーにて12年採用マネジャーを務めた、伊賀泰代氏の著書です。マッキンゼーがどんな人材を欲し、どんな人材が活躍しているのかといった話に終始するのかと思いきや、それに加えて日々仕事に取り組むうえでとても得られるものの多い良書でした。

(※2013年に書いた内容なので今読み返すとかなり色褪せています)

採用基準

採用基準

 

 マッキンゼーが最も重視する人材の能力の1つが、「リーダーシップ」。

「同じ組織にはリーダーなんて1人や2人いればいいのではないか」
「みんながリーダーシップを発揮して主張したら、船頭多くして船山に登るになってしまうのではないか」など、日本企業では受け入れられにくい能力とされていますが、筆者はこう言い切っています。

「全員がリーダーシップをもつ組織は一部の人だけがリーダーシップをもつ組織より圧倒的に高い成果を出しやすい。」

ここでは省略しますが、どうチームの成果に違いが出てくるのかという理由を非常に明快に説明しています。


では、全員がリーダーシップを発揮できる組織を作るにはどうしたら良いのか?

それはメンバー1人1人に規模の大小問わず、何らかの「リーダーシップ体験」をする機会を提供することだと言います。その領域・その分野についてはそのメンバーが責任をもって周囲の人たちをリードし、意見をまとめ上げ、結果に結びつける経験を積むことがその近道だと。すると、利害関係の異なる周囲のメンバーや他部署の人間との調整、予期せぬ問題点、どれを実行し、どれを捨てるかの優先順位、などリーダーシップを発揮するうえでの難局を経験し、組織を動かして成果を出すことができた時に、「自分がリーダーとしてこのプロジェクトを成功させた」と大きな自信につなげることができます。

そうしないとどんなことが起きるか?

●全体の方向性に影響を与えない細かいことにこだわる
●現実的でない理想論をふりかざす
●面倒なことが起こると突然無関心を装い、いつの間にか自分の役割を離脱
●詳細な計画が完成するまで何も始めたくない
●一切の妥協は許すべきではない
●明文化されない限り、何もやるべきではない


と、理想や完璧を追求したいという思いから発生する非生産的な意見が飛び交い、前に進めなくなってしまいます。目まぐるしく状況が変わるビジネスにおいて、スタートまでの数日の遅れが競合に出し抜かれる悲劇につながりかねません。この部分、自分の発言や行動を振り返ると反省しきりです。僕自身、ディテールにこだわったりロジックが完璧にしてから「満を持して」取り組む、着手するという悪いクセがあるのでそれを断ち切らないといけません。

「満を持する」とは、弓をいっぱいに引きしぼった状態を維持するところから、「充分に準備をして絶好の機会をうかがう」という意味だそうですが、満を持していたら、弓が切れてしまったり、矢が折れてしまったり、腕が肉離れになってしまったり、後ろから鉄砲で撃たれたりしてしまうリスクが潜んでいます。さっさと弓を放って次の弓を準備したほうが懸命なのでしょう。

 

先日、朝起きたらなぜか乱世になっていて足軽の部隊が家に攻め寄せてくる直前。大軍が押し寄せる轟音のなか、普段家が散らかっているのが災いして「あの鎧と武器はどこに閉まっておいたっけ!と慌てまくり、刀も研いでおらず、服や積ん読やランニングウェアをかき分け、錆びきった刀と鋤と鍬をなんとか倉庫から引っ張り出してくるのが精一杯で、先頭の足軽の一太刀を受けて自分の刀が折れてもはやこれまでか、というところで目が覚めるという悪夢を見ました。

「No準備で独り相撲(討ち死に) 」というのも駄目な仕事の仕方ですね…

続く。