sideburnzzのブログ

転職支援会社勤務。細く長く浅く広く生きています。特技は壁にぶつかるともっときついことに挑戦しようと、トレイルランニングやウルトラマラソンの大会にエントリーすること。

便利過ぎる?生活~「Productivity Future Vision」

※2011年に書いたものを加筆・編集しています。当時はiPhone4が発売間近で世の中が湧いていたのを覚えています。

f:id:kiyo_0604:20170225230258j:plain

テクノロジーは今後益々進歩し、近い将来、人々の生活はこんなにも便利になるのだというイメージを「Productivity Future Vision」と題したMicrosoft社制作の動画がYouTubeで公開され、当時話題になっていました。


Productivity Future Vision (2011)

そこでは、人々は交通手段を使って移動するときも、仕事をしている時も、料理を作る時も、離れている家族とコミュニケーションをとる時も、勉強するときも常に洗練されたタッチパッドに囲まれてそれを優雅に操作しながら快適そうに暮らしている光景が紹介されています。とてもリッチでクールな印象を受けますね。

面白いなと思ったのはこの動画へのYouTubeでのコメントの中には、技術進歩が過剰に進むことで失われるものについての皮肉ぽいものも少なからずあったことです。いくつか抜粋します。とこうしている間にもどんどんコメント数が増えていきます。すごい注目のされ方です…。

“it looks like everyone is an art director in this world”
“sad future, they look robots not people.”
“Too much touching, WAAAY too much.”
“so no one talks in the future....”
“there is no paper in the future???”
“Please.... let your children write on a real paper and read real book”
“the future is voiceless!”
“only rich people can afford this”

ただ、僕らがここ数年、新しいiPhoneが発売されるたびに夢中で飛びついているように、便利なものがいざ発明されると、いいのか悪いのか、こういったことはきっと頭の隅に追いやられてしまい忘れてしまうんじゃないかという気がしています。

当時から6年が過ぎ、動画だと実現までにはまだまだかかりそうだなーと思われていた光景が少しずつ現実になってきていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。むしろロボティクスや人工知能の分野などは、動画内の光景よりも高速に進化し続けているのかもしれません。

iPhone15くらいの時代には、ボディがチップくらいに微細になり、スクリーンが空間に投影されたり、頭で考えていることが読み取られて操作されるなど、もはやタッチすら必要なくなっているような(便利なような怖いような)気がします。。

というところで終えようとしたら、なんと2015年版も制作されていることに気づき、崩れ落ちそうになりましたが是非あれからさらに進化した世界をご覧ください。


Microsoft: Productivity Future Vision

そして発見してしまったのですが、さらに遡った一連の動画シリーズの変遷をまとめ記事にされていますので、詳しくはここで読めます。古いものだと2004年版まであって面白いです。(2004年版はスーパーの買い物シーンに終始…)

「Productivity Future Vision」2015年バージョンと、過去のFuture Visionのまとめsatonaoki.wordpress.com