sideburnzzのブログ

転職支援会社勤務。細く長く浅く広く生きています。特技は壁にぶつかるともっときついことに挑戦しようと、トレイルランニングやウルトラマラソンの大会にエントリーすること。

空想都市と架空の国の紙幣

架空の街を想像しながら地図に描いてみる、架空の国やその歴史、社会背景を想像しながら、紙幣をデザインしてみる。という、物凄く繊細でクリエイティブな能力が必要とされ、とんでもなく時間もかかり難しくもあるけれど、考えただけで楽しくなりそうなことを実際にされている人がいることを最近知ったので紹介します。

 

まずは、7歳の頃から実在しない空想の地図を描き始め、著書「みんなの空想地図」の出版や、地図に関する執筆、講演、ワークショップ、アドバイザーなど広く活躍されている今和泉 隆行さん。運営サイト「空想都市へ行こう!」では地図に興味を持ったきっかけやその後の活動について詳しく説明がされていて、人口2,400万人を抱える「西京首都圏」の中核である空想都市「中村市」についても閲覧することができます。

imgcity.chirijin.com

実在する都市かと本当に思ってしまうほどのリアリティ。幼い頃にバス路線図や都市地図を眺めているのが楽しくて、自分で0から想像して描いてみよう、という好奇心がすごいです。

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※運営サイト「空想都市へ行こう!」より

 これが「中村市」の中心部です。日常の車や電車、人々が行き交う光景が目に浮かびそうです。さらにこれも全て空想のスーパー、カフェ、コンビニ、ハンバーガーショップ、牛丼チェーン店などもロゴデザインや特徴解説付きで紹介。書籍も今度手に取ってみたいです。

f:id:kiyo_0604:20171126213426j:plain※運営サイト「空想都市へ行こう!」より

僕も世界地図や国旗を落書き帳に模写するのは楽しかった記憶はありますが、今では国名も国旗もほとんど覚えていません。小学校低学年時に、実家の埼玉南部を流れる黒目川を下流まで辿って地図にし、自由研究の作品として提出しようと、友達と歩いて行って新河岸川、荒川に合流するあたりで川が蛇行しまくっていて湿地帯に突入し、おまけに日没して家に帰れなくなりかけるという苦い思い出があります。

 

そして次は紙幣。僕が生まれた頃はかろうじて、聖徳太子の1万円札、5千円札、伊藤博文の千円札、岩倉具視の500円札があったのを覚えています。今の若い人たちは「えっいつの時代のことですか?」という感じかもしれません。そういえば、2千円札ってもう何年も見ていないような。海外の紙幣も格好いいデザインのものがあって見ると楽しいです。

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BRUTUS「お金の、答え。」2017/06/01 より。

 

これなんと、全て実在しない国家で発行されている紙幣。架空紙幣作家 oloさんは会社員として働く傍ら、4歳の頃に目にした1万円札のデザインに感動して、書き写したりしているうちに、お金に見えるような要素を組み合わせて架空の紙幣をデザインするようになったそうです。(法律に触れないように、裏面を罫線の入ったメモ用紙にするなど、明らかに本物でないことが分かるように工夫しているとのこと)架空紙幣はWebでオーダーできるそうなので、オリジナル紙幣を作れちゃいます。

olos.web.fc2.com

紙幣と同じように切手もその国の歴史、政治や文化、国民性がデザインに現れているのと、見ていて綺麗なので、子供の頃集めていました。友達がビックリマンやカードダスやプラモデルやキン肉マン消しゴム?を集めて仲間で交換したり自慢し合っている中、僕は記念切手が発行されるたびに郵便局に通って1枚ずつ購入してにやにやしているような小学生時代を過ごしていました。懐かしくなったので、年末の大掃除で実家の押入れから引っ張り出してこようと思います。